東高根森林公園

シジミチョウ科
顔が極小なヤマトシジミの難しさ

私のフィールドでは、ヤマトシジミは季節を問わず普通種なので、撮影チャンスはいくらでもある。しかし顔のアップを撮ろうとすると、これほど難しいチョウはない。吸蜜しているときですら落ち着きのない性質なので、簡単に顔の前にカメラ […]

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ウラギンシジミ
痩せ我慢した顔のウラギンシジミ

ウラギンシジミの食の好みは独特で、食を極めた玄人っぽい。花の蜜は吸わないし樹の蜜も吸わない。鳥や犬の糞に目がなく、たまに日陰の湿った土にも顔を寄せている。人間なら「食の達人」といわれそうだがこれは成チョウに限っての話。幼 […]

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セセリチョウ科
これはダイミョウセセリの表情なのか

アップに撮られたチョウの顔を見ていると、なぜか惹きつけられてしまう。だがそれは見る者がチョウの表情に感情移入しているわけではないだろう。両者にはなんら共通点がないのだから、こちら側の喜怒哀楽で相手の感情を推しはかるのは無 […]

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サトキマダラヒカゲ
ロシア版「黒船」の通訳とサトキマダラヒカゲ

サトキマダラヒカゲのこの顔、なにかこちらに訴えかけてくるようで親近感が湧く。どちらかといえば人への警戒心が薄く、顔のアップの撮りやすいチョウだ。私の昆虫少年時代には、サトキマダラヒカゲという種は日本に存在していなかった。 […]

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シジミチョウ科
シラカシを食樹にするムラサキシジミ

私のフィールドになる神奈川県立東高根森林公園は、多摩丘陵先端部の丘陵と谷戸の地形からなる、東京ドーム規模の小さな都市公園である。丘陵部は県指定天然記念物の「シラカシ林」が広がり、クヌギやコナラが混生している。シラカシ林は […]

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タテハチョウ科
吸蜜中は無警戒なヒメアカタテハ

チョウにとって吸蜜行動は生命維持に不可欠なことだから、つい没頭しすぎて無警戒になる。彼らの顔のアップを撮るなら、この状態にある時が一番簡単だ。東高根森林公園の場合、夏から秋にかけてなら、私は必ず「里山(園内の地域名)」で […]

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キタテハ
キタテハの顔に気性の荒い?性格が

キタテハのオスは、カナムグラの葉上に、縄張り体勢でいることが多い。いつでも緊急発進できるように翅を全開にして、上空を警戒しているのだ。警戒は縄張りに侵入してくる同種のオスばかりか、自分よりもずっと大きいアゲハ類や大型のト […]

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アカシジミ
アカシジミの魅力的ポーズ

陽光を浴びた朝露がまだ乾ききらない時間帯、「東高根森林公園」のゼフィルスを探してよく歩いたものだ。入口そばのアジサイ並木、湿生植物園、観察広場、古代芝生広場など園内のほぼ全域の下草や植え込みで何かしら彼らの姿を観察できた […]

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シジミチョウ科
ムラサキツバメのキャッチライト

意図せずして目に入ったキャッチライト。こんな小さな光の点が被写体の目に入ることで、写真全体が立体的なものに変様し、表情も生き生きと輝きだす。なるほどキャッチライトは凄い。 ムラサキツバメはムラサキシジミとよく似ているが、 […]

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